体験レポート
富山県ワーケーションの魅力を発信 オンラインセミナーを開催
Posted : 2022.04.02
2022年2月27日(日)、富山県ワーケーションオンラインセミナーを開催しました。セミナーの様子をレポートとしてお届けします。
今回のセミナーは「新たなワーク&ライフスタイルの提案と富山県ワーケーションの魅力を発信」がテーマ。ワーケーションに興味のある方をはじめ、自治体や企業の担当者など、27名の方にご参加いただきました。
セミナー内容とゲストトークの一部をご紹介します。
富山県ワーケーション事業の取り組み
富山県では今年度も、さまざまなワーケーション推進事業に取り組んできました。
セミナーの冒頭では、7月・8月・11月の計3回実施したモニターツアーと、4月に実施したワークショップ、10月に実施したオンラインセミナーについてそれぞれ報告しました。
これらの様子は、当サイト「めぐるとやま」の記事でもレポートとして紹介しています。
【レポート】市電で富山をめぐる、味わう、学ぶ 3泊4日のワーケーションツアー
【レポート】夏休みの自由研究をしよう! 富山で3泊4日の親子ワーケーション
【レポート】射水市、南砺市、氷見市をめぐる 富山県ワーケーションモニターツアー
個性溢れるワーケーション施設を紹介
次に、富山県内にある魅力的なワーケーション施設を、「めぐるとやま」の掲載情報に沿って紹介しました。
3つのエリアに分け、それぞれのエリアでワーケーションにおすすめのワークスペースと、地域の暮らしや魅力を体験できる宿泊施設を紹介しました。
実際の写真や、モニターツアー参加者が作成した動画を交えながら紹介することで、富山県ワーケーションの雰囲気を感じていただけたかと思います。
富山県内のワーケーション施設は、当サイト「めぐるとやま」でもエリア別にご覧いただけます。
富山県ワーケーションの魅力について語り合う
続いてのゲストトークでは、2人のゲストをお迎えし、「地域の魅力を発信する、富山県ワーケーション」というテーマでトークを繰り広げていただきました。
一人目のゲストは、一般社団法人日本ワーケーション教会 代表理事を務める入江真太郎さん。全国各地でワーケーションをしている入江さんから、富山県の魅力やワーケーションについてお話いただきました。
「富山でワーケーションをしてみて一番衝撃だったのは、新幹線の駅を出て、路面電車に20秒で乗り換えられること。車がなくても街をめぐりやすいと感じました。自分が行きたいところまで2次交通で完了するのは、富山県ワーケーションの素晴らしいところだと思います」
「仕事に疲れたときには、このダイナミックな立山連峰の景色を見るのも好きだったりします。“富山で暮らしながら旅をする”というスタイルが、自分にとても合っている気がしました」
二人目のゲストは、富山市総曲輪でインフォメーションスタジオ「HUB」を運営している島田勝彰さん。人が集まる施設を立ち上げて感じる、富山県ワーケーションの魅力をお話いただきました。
「『HUB』のコンセプトは、富山県の人と人のつながりをデザインする中心地。県内外の方が、富山市中心部に来たときに休憩したり、ワーケーション施設の一つとして利用していただける拠点となっています」
「もともとワーケーション施設というよりは、とにかく街なかに足を運んでもらいたいという思いでこの場所を立ち上げました。目的の『ついで』に立ち寄っていただいて、誰かに出会ったり、作業をしてもらえたらと思っています」
富山県のワーケーションについてトーク
引き続き入江さんと島田さんには、それぞれの立場や視点から、富山県のワーケーションについてトークをしていただきました。
富山県が進めるワーケーション事業の課題になっている、他県との差別化。
これについて入江さんは、「いろんな地域を回っているなかで感じるのは、現地でどういう人と出会えるかが大切だということ。その地域にどんなコミュニティがあって、いかにして最短距離でその人たちと出会えるかが、個人の方からすると大事なポイントだと思います」。
また、島田さんも続けて「県外の方は、富山に来てもどこに行ったらいいかわからない。そういった時に『誰かがいるから行く』というのは大きいですよね。富山でも、人を中心に場所を紹介する仕組みづくりが大切だと思います」と、富山県ワーケーションの展望を含めてお話いただきました。
まとめ
現在富山県では、「幸せ人口1000万」のビジョンのもと、関係人口の拡大に取り組んでいます。
今回のトークの中でも、「人に会いに来る」といったことがキーワードとして挙がりました。今後、私たちが推進するワーケーションが、人と地域を結ぶ、そんな役割になっていけばいいなと思います。
また、今回のセミナーが、今回ご参加いただいた企業や個人の方にとっては富山でワーケーションをするきっかけとなり、自治体の方にとっては各地でワーケーションを推進していくきっかけになればと願っています。