体験レポート

2021年3月22日(月)~25日(木)

「旅する薬剤師」プロジェクトが始動 3泊4日の薬剤師ワーケーション

2021年3月22日(月)~25日(木)、薬剤師免許を持つ富山県外の女性経営者たちが3泊4日で魚津市に訪れ、地元の病院に勤務し、「旅する薬剤師」プロジェクトを本格始動させました。そのレポートをお届けします。

 

旅する薬剤師とは?

「旅する薬剤師」とは、西井香織さんが中心となり、1月に発足した薬剤師のワークシェアプロジェクト。都市部の薬剤師が、地方薬局で一定期間働くことで、地域薬局の薬剤師不足問題の解決を目指します。

今回は、その「旅する薬剤師」プロジェクトの実証実験として、西井さんを含む3名の薬剤師が魚津市に訪れました。

 

地元の病院に勤務

西井さんとフリーの薬剤師・村上さんは、魚津市江口の病院、魚津神経サナトリウムで勤務。指導を受けながら、薬の種類や数を確認したり、外来患者に薬を説明したりしました。

 

病院側からも、「薬剤師が急に出勤できなくなった場合に派遣してもらえるとありがたい」と、期待の声が聞かれたと言います。

 

地元薬剤師との情報交換

 
また、地元薬剤師会の方々と地方薬局や都市潜在薬剤師の現状、さらに「旅する薬剤師」のニーズについて情報交換を行いました。
導入に向けて、次のステップに結びつけるヒントが得られました。

 

魚津の街を満喫

「蜃気楼の見える街」で有名な魚津市。勤務後には、魚津駅前の飲食店に訪れたり、博物館で学びを深めたり、海辺を散策したりと、それぞれ自由に時間を過ごしました。

 

 

また、最終日は参加メンバーで魚津の街を散策。魚津の特産品であるリンゴやナシを育てる果樹園を訪れたり、老舗の仏壇店で富山の伝統工芸・漆芸を体験しました。

 

 

ワーケーションやふるさとワーキングホリデーが注目されるなかで、薬剤師をはじめとした専門的な職種においても、多様な働き方ができないかを模索するいい機会になったのではないでしょうか。

 

「旅する薬剤師」プロジェクトは、これからも実証実験を重ねながら、薬剤師の地方薬局への派遣を行なっていきます。医薬品産業が盛んな富山県としても、「旅する薬剤師」の取り組みを応援していきたいと思います。